リウマチ外来のご案内
診察日 第1土曜日・第1日曜日
医師 岡部 陽菜子 (おかべ ひなこ)
東京慈恵会医科大学付属病院 整形外科 リウマチ科
医学博士/日本整形外科学会専門医/日本リウマチ学会専門医
※2024年7月より常勤医として勤務予定
関節リウマチは全国に約70万人いると言われ、女性に多い病気です(男性:女性=1:4)。しかしリウマチの原因は現在のところ判っておりません。遺伝は15〜35%と言われており、後天的な要因がやはり多いようです。最近では中高年の女性だけでなく男性もリウマチが増加しており、ストレス(例えば仕事のストレス、親の看病、出張の多さなどのストレスなど)が要因になっている人もいます。この様なストレスを回避するだけでもリウマチの基となるリウマチ因子が改善する人もいます。
関節リウマチの症状は関節のこわばりや痛みだけではありません。症状は、大きく関節の症状と関節以外の症状に分けられます。関節の症状としては、朝起きたときの手足のこわばり、複数の関節の腫れや痛みがあり、病気が進行すると、関節に変形がみられるようになります。関節以外の症状には、微熱や全身のだるさ、疲労感などがあります。
リウマチの早期診断、早期治療により、その患者さんに適した最善の治療を考えて寛解を目指します。お気軽にご相談ください。
あれ?もしかしてリウマチ?
貧血、微熱、倦怠感、食欲不振、体重減少
などの症状が現れることがあります。
・朝のこわばり
朝、目覚めたときに手や足の指などの関節が
動かしにくく感じることがあります。
これは、睡眠により長時間関節を動かしていない
ことが関係しており、関節を動かすことで緩和されます。
朝のこわばりは、病状が進行するにつれ持続時間も
長くなりやすい傾向にあります。
・関節炎
関節に痛みや腫れが生じたり、熱をもっているように
感じたりすることがあります。関節炎は「多発性(複数の
関節で起きる)」「対称性(左右対称に痛みが起きる)」
「移動性(全身のあちこちに現れる)」であり、どの関節
からでも起こりえますが、手首や手の指の付け根や
第二関節が好発部位です。
・関節の変形
関節炎が進行すると、関節の軟骨や骨が破壊され
特有の関節変形が起こります。
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