令和6年6月より整形外科、リウマチ科、岡部陽菜子医師が着任しましたのでお知らせいたします。
理事
整形外科部長
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
診療日:月、火、木、金
※詳しくは診療予定表をご覧下さい
【リウマチについて】
関節リウマチは全国に約70万人いると言われ、女性に多い病気です(男性:女性=1:4)。しかしリウマチの原因は現在のところ判っておりません。遺伝は15〜35%と言われており、後天的な要因がやはり多いようです。最近では中高年の女性だけでなく男性もリウマチが増加しており、ストレス(例えば仕事のストレス、親の看病、出張の多さなどのストレスなど)が要因になっている人もいます。この様なストレスを回避するだけでもリウマチの基となるリウマチ因子が改善する人もいます。
関節リウマチの症状は関節のこわばりや痛みだけではありません。症状は、大きく関節の症状と関節以外の症状に分けられます。関節の症状としては、朝起きたときの手足のこわばり、複数の関節の腫れや痛みがあり、病気が進行すると、関節に変形がみられるようになります。関節以外の症状には、微熱や全身のだるさ、疲労感などがあります。
リウマチの早期診断、早期治療により、その患者さんに適した最善の治療を考えて寛解を目指します。お気軽にご相談ください。
あれ?もしかしてリウマチ?
貧血、微熱、倦怠感、食欲不振、体重減少などの症状が現れることがあります。
・朝のこわばり
朝、目覚めたときに手や足の指などの関節が動かしにくく感じることがあります。これは、睡眠により長時間関節を動かしていないことが関係しており、関節を動かすことで緩和されます。朝のこわばりは、病状が進行するにつれ持続時間も長くなりやすい傾向にあります。
・関節炎
関節に痛みや腫れが生じたり、熱をもっているように感じたりすることがあります。関節炎は「多発性(複数の関節で起きる)」「対称性(左右対称に痛みが起きる)」
「移動性(全身のあちこちに現れる)」であり、どの関節からでも起こりえますが、手首や手の指の付け根や第二関節が好発部位です。
・関節の変形
関節炎が進行すると、関節の軟骨や骨が破壊され特有の関節変形が起こります。